「社会人基礎力を鍛えるのにおススメの書籍って?」とお悩みの方に書籍を紹介します。
書籍のジャンルは社会人として仕事で使う能力なので、「ビジネス書」「自己啓発書」から選びました。ひとことにビジネス書・自己啓発書といっても、古典から新刊、理論的なものから実践的なものまでさまざまです。その中で、各能力に該当するものをピックアップして紹介します。
前に踏み出す力に役立つおすすめの書籍2選
前に踏み出す力(主体性・働きかけ力・実行力)におススメの書籍を紹介します。
『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
『7つの習慣』が社会人基礎力を鍛えるためにおススメする理由はいくつかあります。この書籍は、前に踏む出す力だけではなく、社会人基礎力に必要な能力が総合的に学べます。社会人基礎力の各要素とマッチしていて役に立ちます。また、理論だけではなく、実践的な方法も紹介されていますので、日常生活や仕事に応用することができます。
下記の表は12の能力と7つの習慣の対応表です。
| ① 主体性 | 〇 第1の習慣 |
| ② 働きかけ力 | 〇 第6の習慣 |
| ③ 実行力 | 〇 第3の習慣 |
| ④ 課題発見力 | |
| ⑤ 計画力 | 〇 第2の習慣 |
| ⑥ 創造力 | |
| ⑦ 発信力 | |
| ⑧ 傾聴力 | 〇 第5の習慣 |
| ⑨ 柔軟性 | 〇 第4の習慣 |
| ➉ 情況把握力 | |
| ⑪ 規律性 | 〇 第7の習慣 |
| ⑫ ストレスコントロール力 |
『リーダーシップ論』 ジョン・P・コッタ
『リーダーシップ論』は、ジョン・P・コッターがリーダーシップの本質と重要性を探求した書籍です。コッターは、効果的なリーダーシップが変革を推進するために不可欠であり、変化を成功させるためにはビジョンの提示、コミュニケーション、他者の巻き込み、障害の克服、短期的成果の創出、変革の定着が重要であると述べています。組織の変革をリードするための具体的なステップを示した一冊です。
考え抜く力に役立つおすすめの書籍3選
考え抜く力(課題発見力・計画力・創造力)におススメの書籍を紹介します。
『ザ・ゴール』 エリヤフ・ゴールドラット
ゴールドラットの『ザ・ゴール』は、制約理論(TOC)を通じてビジネスプロセスの改善と効率化に焦点を当てており、これらの能力を具体的な事例と理論を通じて深く理解し、実践することができる内容です。
『企業参謀』 大前研一
『企業参謀』は、戦略的思考と実践的なアプローチを通じて、ビジネスの現場で必要とされる多くの社会人基礎力を向上させるための具体的な手法や考え方を学べます。これにより、個々の能力を実践的に鍛えることができます。
『ロジカルシンキング』 照屋華子・岡田恵子
『ロジカルシンキング』は、論理的思考を基盤とした問題解決と意思決定の方法を提供し、これらの能力を実践的に鍛えることができる内容となっています。論理的なフレームワークと具体的な事例を通じて、社会人基礎力の向上に寄与します。
チームで働く力に役立つおすすめの書籍3選
チームで働く力(発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力)におススメの書籍を紹介します。
『マネジメント』 ピーター・F・ドラッカー
『マネジメント』は、ピーター・F・ドラッカーによる経営学の名著で、組織の成果を上げるための管理方法を解説しています。ドラッカーは、マネージャーの役割を「成果を出すための仕事の達成」と定義し、目標設定、組織構築、モチベーション管理、意思決定、情報管理の重要性を強調します。経営の原則と実践を体系的にまとめた一冊です。
『人を動かす』 デール・カーネギー
『人を動かす』は、デール・カーネギーによる対人関係の名著で、人々との円滑なコミュニケーションを通じて影響力を高める方法を説いています。カーネギーは、他人を批判せず、誠実な関心を持ち、相手の視点を理解し、称賛と感謝を表現することの重要性を強調します。人間関係を改善し、他者を動かすための具体的なアプローチが詰まった一冊です。
『道は開ける』 デール・カーネギー
『道は開ける』は、デール・カーネギーがストレスや不安を解消し、より充実した人生を送るための実践的なアドバイスをする書籍です。カーネギーは、問題を分解して解決策を見つける方法、現在に集中することの重要性、肯定的な思考習慣の形成、他者への奉仕による自己価値の向上を強調します。困難を乗り越え、希望と自信を持って生きるための具体的な方法が詰まってます。
【おまけ】経営思想のルーツを探る
経営思想に興味のある方は、「稲盛ライン」でルーツを掘り下げるのもお勧めします。稲盛ラインとは、稲盛和夫氏の経営思想に影響を与えたと思われる人を遡っていく学び方です。
- 稲盛和夫氏
- 松下幸之助氏
- 渋沢栄一氏
- 石田梅岩氏
- 角倉素庵氏
そこで、この5人をご紹介します。
彼らの共通点は、ビジネスと倫理を融合させ、事業を通じて社会貢献を重視した点です。単なる利益追求だけではなく、道徳観や倫理観を経営の中に入れているのが特徴です。
稲盛和夫氏(昭和~平成)
『生き方』は、京セラとKDDIを創業した稲盛和夫氏の書籍です。稲盛氏は、正しい人生観と倫理観が成功の基盤であるといい、働くことの意義や人間関係の重要性を強調しています。
松下幸之助氏(大正~昭和)
『道をひらく』は、パナソニックの創業者である松下幸之助氏の書籍。松下氏は、自身の成功体験を基に、困難に立ち向かう勇気や信念の重要性を伝えています。挑戦する姿勢や逆境を乗り越える力、そして日々の努力の積み重ねが道を切り開く鍵であると伝えています。
渋沢栄一氏(明治)
『論語と算盤』は、日本の実業家である渋沢栄一の書籍。渋沢氏は、孔子の教えを基にした「論語」と、ビジネスの実務を象徴する「算盤」の両立を説き、道徳的な行動が経済的成功につながると主張しています。
石田梅岩氏(江戸時代)
『都鄙問答』は、石田梅岩が江戸時代の商人道を説いた書籍。商業倫理と人間の生き方について書いてあります。梅岩氏は、商業活動を通じて社会に貢献することの重要性を強調し、商人が誠実であること、利己主義ではなく公共の利益を考えることが繁栄への道であると言います。
角倉素庵氏(江戸時代)
『角倉素庵』は、角倉素庵、江戸時代の豪商であり社会事業家でもあった彼の思想と実践を記録したものです。素庵氏は、商業活動を通じて社会に貢献することを生涯の使命とし、河川開発や交通網の整備に尽力しました。彼の書物には、商業の成功だけでなく、公共の利益を重視する倫理観が色濃く反映されています。
まとめ
社会人基礎力を鍛えたいと思ったときに、書籍は安価で便利なツールです。先に、チェックシートなどで、自分の強みと弱みを評価して、強みを伸ばすのか、弱点克服するのかを見極めておくのもよいでしょう。
社会人基礎力の詳細はこちら
書籍は目的意識を持って読むと効果的ですから、社会人基礎力のどの能力を伸ばしたいかで選んでみましょう。効果的な読書の仕方は下記のページも参考にしてみてください。




